花粉症対策ってどんなことがあるの?

ミミレンジャーまずは花粉症かどうかをチェック!

花粉症の対策を考える前に、まずご自分の症状が本当に花粉症なのか、そのことをまず確認することが大切です。自己診断をしただけの人の中には、単に鼻過敏症で寒冷刺激による症状が出ているだけの人、スギ花粉症と思い込んでいてもダニなど他のものが原因になっている場合など、人によって様々です。

若干費用はかかりますが、原因の種類と抗体の量を知る上では重要な検査です。まずは、血液検査で原因となるアレルゲンを特定することで、ご自身のアレルギー性鼻炎について知っておきしょう!


アレルギー検査
当院では、2種類の血液検査を行っています。

【アレルギー性鼻炎の主な原因物質の項目】
 当院では主に、スギ・ヒノキ・ハルガヤ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギ・ダニ・ハウスダストの項目で実施しています。
 また、ご自身の気になる他の項目を4項目まで追加することが可能です。(※別途費用が掛かります)

【Viewアレルギー39】
 アレルギーの原因となることが多いアレルゲン39項目を一度に調べることのできる検査です。
※こちらは検査項目の追加はできません。

・費用・・・初診・再診料+検査料 約5500円~約6100円(3割負担の場合)
 ※別途、処方箋や処置料が掛かる場合があります。
 ※大阪府民の医療費助成制度対象者は500円となります。
・検査結果・・・1週間程度で結果が出ます。
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予防対策っていつからどうするの?

予防策を講じる時期は、気象の問題もあり予測がしづらい面があります。花粉情報を早めにチェックし、1月中旬~2月頃から予防対策を始めておくと無難でしょう。症状を自覚する前から対策を!

予防1 花粉を避ける花粉用のマスクやゴーグル状のメガネが有効です。これを予防的な意味もかねて、1月中旬から外出時には使用することをお勧めします。症状が出ない程度の、少量の花粉をさける事も、その後の症状を抑える有効手段となるからです。また、家に入る前には衣服をはたき、花粉を家に持ち込まないようにしましょう。

予防2 早めの内服薬開始 一番手軽な方法は花粉の飛散前から予防的に抗アレルギー薬の内服を開始することです。通常は花粉が飛びはじめる3、4週間前から飲むと効果があるとされていますが、本格的な飛散開始前にのみはじめても効果があるとされています。

予防3 予防的な鼻腔粘膜焼灼術例年、鼻づまりの症状がひどい方には高周波凝固といってあらかじめ鼻粘膜を焼灼する手術をお勧めします。鼻づまりはかなり楽になり、他の症状も軽くする作用があるので、症状がきつい人にはお薦めです。

鼻腔粘膜焼灼術って、どんな治療?

ミミレンジャー鼻腔粘膜焼灼術は、鼻づまりに対して最も有効な予防策です!

花粉症の症状でもっともつらいのが鼻づまりです。また、この鼻づまりが薬の治療で一番効きにくい症状なのです。この鼻づまりに対して最も有効な予防策が鼻腔粘膜焼灼術です。

鼻腔粘膜焼灼術は、文字通り、鼻の粘膜を焼いて減量するという方法で、高周波メスを使う方法とレーザーを使う方法とがあります。当院ではより安全性の高い高周波凝固という方法を採用しています。

●高周波凝固術の効果1
花粉症では鼻の粘膜がはれて空気の通り道が狭くなることで鼻づまりを引き起こしています。高周波凝固術では鼻粘膜の腫れた部分を焼いて粘膜を減量し、鼻づまりを改善します。

●高周波凝固術の効果2
高周波凝固術の効果2高周波凝固術は鼻の粘膜を減らすのと同時に粘膜表面を硬くします。

花粉症の症状の程度は、粘膜から侵入する花粉の量で決まります。つまり、高周波凝固術で、鼻粘膜を 減量させたり、粘膜を硬くすることで花粉の侵入量がグッと減るのです。そのため、くしゃみや鼻水を改善するという間接的な効果も見込めます。
 
スギ花粉症の予防として行う場合には、例年、1月下旬から2月上旬をお勧めしています。手術は外来で簡単に受けて頂けます。個人差はありますが、数ヶ月~数年程度の効果が期待できます。

手術までの流れ
【手術前】
 ・受診して頂き、手術可能な場合術前検査施行(アレルギー検査)。
 ・手術日時をご相談の上、決定。

【手術当日】
 ・局所麻酔(麻酔薬のついた綿花を鼻に入れます)。
 ・高周波凝固術をします。3~4分。

【手術1週間後】
 ・経過診察(術後処置)。

※効果は50~90%で、1回の治療では不十分な場合もあります。
※全ての症状がなくなるわけではありません。

手術費用
 7,000~8,000円程度(3割負担の方)。

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